世の中には無数の契約があり、それに伴い契約書も無数に存在しています。 それらの契約の殆どは、会社同士あるいは会社と個人の間の契約書ではないでしょうか。
友人知人同士の場合は、契約書の作成を持ち出すと、信頼関係を壊すとかあるいは相手の気分を害するのではないかと考えて、作成しないことが多々あります。
しかし、口約束で返済期限を決めてお金を貸したとしましょう。 相手が約束違反をしたときに、不快な思いをするのはあなたです。 まして、証明するものを持たなければ、返してもらうにも相当の苦労が伴います。 契約書の作成を持ち出して渋るような相手であれば、その契約はしないほうが得策です。
一口に契約書と言っても、多種多様です。
@ 各種売買契約書
A 各種賃貸借契約書
B 金銭貸借契約書
C 各種取引契約書 など
契約書を作成するうえでの留意点としては、次のような事項が挙げられます。
@ 契約の契約期間および履行期限を明記する。
A 契約の解除に関わる条項を明記する。
B 契約の目的が達成できないときの損害賠償に関わる条項を明記する。
C 保証人や連帯保証人など、履行保証に関わる条項を明記する。
D 当事者以外の責任によらずに、契約の目的が実現できなくなったときの責任に関わる条項を明記する。
E 契約締結時や引渡時に気付かなかった契約の目的物の欠陥についての責任に関わる条項を明記する。
F 契約締結に関わる印紙代などの費用、不動産の所有権移転登記の費用など、契約の締結・履行に関わる
諸費用に関する条項を明記する。
G 履行遅滞が発生した場合など、期限の利益の喪失についての定めについて明記する。
身近な例としては、マイホーム取得時の「不動産売買契約書」や「新築工事請負契約書」などが挙げられます。 不動産売買契約書のチェックポイント例としては、次の事項が挙げれます。
@ 売買の目的物の表示
A 売買価格
B 売買対象面積の取り決め
C 手付金の額と性質の取り決め
D 代金の支払時期およびその取り決め
E 所有権の移転・引渡・登記の時期の取り決め
F ローン特約による解除
G 契約違反による解除
H 購入申込から引渡までに支払う金銭の性質
当事務所は、ご依頼者の権利を確保するための契約書の作成支援を承ります。 お気軽に、ご相談ください。
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